すでにご存知かと思いますが、24年6月8日(土)AM3:30頃からランサムウェアによる大規模サイバー攻撃を受け、ニコニコ動画は長いメンテナンスに入っており、現在尚、復旧中です。
※メンテや復旧などという代物ではなく、システム再構築らしいのですが……考えるだけで恐ろしい!w
ニコ動再稼働までには1ヶ月超が見込まれ、現時点では全く分からない状況にあります。
これ、ユーザー目線で見ると、しばらくコメント付き動画が見られないな~、くらいです。わたくしであれば、「ひみつのアイプリ」が見られないのがショックです!w
※プリティーシリーズはニコ動(コメ付き)で見るのが一番なのです!w本放送や録画からは得られない“ナニか”を摂取する事ができますw
一番の被害者はKADOKAWAである事は間違いありません。株主総会の時期ですし、実際、先日18日に行われた定時株主総会では冒頭から夏野社長による陳謝から始まりました。
ニコニコ含むWebサービス事業はKADOKAWAグループの1割にも満たない売上ですが、サーバ自体にも影響が及び、グループ売上の半分以上を占める出版・IP創出事業にも影響が及んでおり、大規模な損失は免れません。
同様に、取引会社やステークホルダーへの影響も深刻です。むしろ、こちらへの影響が大きいのではないでしょうか?
さて、法人レベルや商業プロ目線で考えると難儀なニコ動の障害ですが、同人界隈やお絵描き連中にとってみてはどうでしょうか?
恐らく、この記事を見てらっしゃる方にも僅かながら気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
それでは今回、ニコニコ動画からみるクリエイターの収益性について、少しだけ触れてみます。
ニコニコのクリエイター奨励プログラムについて
ニコニコ動画の「クリエイター奨励プログラム」をご存知ですか?
ニコ動の視聴ユーザーには無関係なお話なので、ご存知ない方や知ってはいても詳しい状況は分からない、そんな方が殆どだと思います。
このクリエイター奨励プログラム、2011年12月から運用され始め、ニコニコ静画(主にイラストを投稿するサービス)に限っていえば、2013年2月19日から対応、同年4月から分配される事になった作品奨励金、要は還元システムです。
それまでは公式チャンネルを獲得した一部の配信者やタレントが、今でいうところのサブスクリプション制の会員向け動画や生放送を行っておりましたが、ご存知の通り衰退します(プレミアム課金との多重課金となりますから、そこ迄訴求力のある番組を当時の配信環境と予算では作られなかったからです)。
わたくしがニコニコ生放送で配信していた時期とはギリ被らないくらいなので、実に“惜しい”事をしたと思っておりますw
従来からわたくしは、アフィリエイト・プログラムのティア制を模したシステムを導入すれば著作権侵害をせず、それどころか権利者に還元できるシステム構築ができる旨、伝えておりましたが、まさか、わたくしが去ってから組み込まれるとは思っておりませんでしたw
時代はニコニコ動画からYouTubeに再度変遷し、ごっそりとニコ動ユーザーは流出しました。YouTubeによる広告収入目当てで多くのクリエイターや配信者が主戦場をニコ動から移し、現在尚隆盛なユーチューバーを生み出しました。
広告収入と投げ銭からの還元が収益に繋がり、ネット環境だけでのマネタイズが整い、また、インフルエンサーを目論むユーザーが跋扈する状況が続き、現在に至ります。
では、ニコ動のクリエイター奨励プログラムはどうなっているのでしょうか?
YouTubeやTikTok他、収益性と認知度の高いサービスに淘汰されてしまったのでしょうか?
実のところ……
クリエイター奨励プログラム導入はユーザーフレンドリー?
正直、わたくしも驚きました!
以前のニコニコ運営は、絵に描いたような殿様商売を気取り、課金(有償)ユーザーすら蔑ろにするロクデナシだったのですが、わたくしがいなくなった間に悔い改めたのでしょうか?w(当時は勢いがあったので、調子に乗っていたのでしょうw)
それくらい、少しだけ“まとも”になっておりましたw(少しだけ、ですよ?w)
まず、現在のクリエイター奨励プログラムは、プレミアムアカウント(課金ユーザー)だけではなく、本人確認さえ行えば無料ユーザーも利用する事ができます。
かつて、ニコ生配信する為には、ニコニコミュニティを開設する必要があり、このサービス自体がプレアカ(課金ユーザー)でなければ出来ませんでしたから、コンテンツユーザーにも関わらず課金必須、にも関わらず、BANが多用さて、アカウント停止(正確には停止されるのではなく、特定サービスが利用できなくなる)措置が執られ、客なのか奴隷なのか、よく分からない有様でしたw
そんな時期を知っている者からしますと、圧倒的に“マシ”になった印象です(いや、これが普通なンですがw)。
既に殆どニコ動を利用しない状況にあり、時折、コメ付きアニメを視聴する、その程度でしたが、ウマ娘のファンアートを趣味絵として描くにあたり、21年からニコニコ静画への投稿を始め、翌22年当たりにこのクリエイター奨励プログラムを思い出し、実施してみる事に致しました。
すると、どうでしょう?
な、なンと、小銭が入ってくるじゃありませンかッ!?
※本当に“小銭”ですw
どれくらいの小銭かと申しますと、わたくしで月間数百円~数千円ですw
少ない時は500円前後、多い時で2,000円~3,000円……ま、雀の涙、ですw
しかし、しかしです!
わたくしの場合、投稿数がそもそも少なく、月数回程度の投稿、しかも、「ウマ娘の奇妙な日常」を始めてからはモノクロ漫画ばかり。再生回数(閲覧数)も平均数千、コメントがない時すらあり、ニコニ広告も打っては貰えませんw
その程度のわたくしですら、月間数百円~数千円?
という事は……そうです、カラー絵で投稿数が多く、他サービス(関連サービス:動画投稿や生配信)を併用していれば、月間数万円~十数万円の収益は難しくはない筈です!
ニコニコ自体、動画投稿から始まったサービスですから、後追いのニコニコ静画のサービスとその品質は正直、低クオリティです!w
YouTubeよりはマシですが、検索システムは良好とはいえず、古い投稿は埋もれ、再浮上へのアクセス導線は皆無です。ニコニ広告による露出もあまり意味がなく、人気ユーザーのみが伸びる環境の為、認知度向上やファン獲得機会を求めるクリエイターには不向きなプラットフォームですが、収益化の目途は立ち易く、導入へのハードルは低い、つまり、ユーザーフレンドリーなシステムといえます。
つまり、絵描きの皆さんは、クリエイター奨励プログラムに参加し、ニコニコ静画への投稿をやらない手はない、という事です!w
プロを目指すワケでもなく、絵が上手いワケでも反響があるワケでもなく、ただ何となく絵を描き、それが収益化(マネタイズ)に繋がる、わたくしが知る限り、最も“優しい”システム、それがニコ動のクリエイター奨励プログラムです。
いまだかつて、自分の描いた絵で1円の収益も得た事のない方でも、恐らく初めて1円以上の収益を得る事ができるであろうシステムですから、騙されたと思って構いませんから是非、参加してみては如何でしょうか?
デメリットが皆無ですので、オススメです!w
WEBサービスからの収益に頼る怖さ(リスク)
さて、オススメしておいて何ですが、いきなりリスクを語る、というのは如何なもンでしょうか?w
しかし、これを割愛する訳にはいきませんので、明記しておきます。
リアルとネットの二面性/一極化のリスク
昨年(23年)5月8日、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが「5類」に移行しました。
さすがに若い世代の方々でもご存知かとは思いますが、20年3月13日に新型コロナウイルス対策の特別措置法が成立し、初の緊急事態宣言が発令されたのが20年4月7日のことです。
このコロナ禍にある約3年間、リアル店舗やイベントの類は大損害を受けました。
例えば、コミケ!
わたくしが初参加したのはC102(昨年8月)、つまり、コロナ禍明けとなりますから実体験ではなくデータでしか示せませんが、コロナ前のC97(19年12月)では開催4日間で一般参加者数は75万人、C98は中止、C99(21年12月:2年振りの開催)では1日当たり5万5千人制限で2日間開催の計11万人の一般参加者数となっております。
※凄かったンですね、コロナ禍前のコミケってw全く興味なかったンで知りませんでした!w
これが何を意味するかと申しますと、コミケへの出展で荒稼ぎをしていた中堅サークル以上の方達は、恐らく大分“焦った”のではないでしょうか?
中堅サークル以上ともなれば、コミケ1日当たりの売上は百万を超える筈ですから、その利益がごっそりなくなると、それなりにダメージがあるものと思われます(コロナ禍はネット販売が好調&中堅サークル以上は既存ファンも多いので、致命的な損害、とまではいかない筈ですがw)。
コロナ禍も明け、イベントも正常化し始めた中、今度はX(旧twitter)の仕様変更やニコ動へのサイバー攻撃によるダウンです。
今度は、ネットへのダメージです。
上述のように、ニコ動のクリエイター奨励プログラムを当てにしている方は、内心穏やかではない筈です。
※SNSを見る限り、あまりこの類を見ませんが、こういった類のポストは表沙汰になりにくいです。儲けている方は秘匿しますし、その被害に関しても口に出さない傾向があります。これはYouTuberが垢BANや乗っ取り被害にあった時も同じで、そのリアルな被害額は一切外には出てきません。
先述の通り、ニコ動の各サービスに特化し、クリエイター奨励プログラムを重視した活動をすれば、高確率で数万から十数万は稼げる筈です。しかし、この稼ぎがごっそりなくなったとすると、かなりの衝撃が走っていると思われます。
ネットでの収益を基軸にしている方は、リアリで稼ぐ方よりリスクヘッジへのリテラシーが高い傾向にある為、他サービスも併用し、収益元を分散している筈ですが、しかし、主戦場(稼ぎやすいプラットフォーム)というものは誰しもが持っており、収益の要となるサービスは必ず存在するものです。
今回の場合、ニコニコを収益の要にしていた方のダメージが大きく、稼ぎ出す額面が大きければ大きい程、その損失が重くのし掛かっている事でしょう。
※仮に、数十万の稼ぎがあるクリエイターの場合、最早それが本業でしょうから今月は焦っている(正確には来月ですが)はずです!わたくしのように月間数百円~数千円の場合、買い物をしてつくポイント未満ですから気になりませんが、副業的な稼ぎ方、あるいは本業となっている方々にとっては致命的となるでしょう。
特に、ニコニコのクリエイター奨励プログラムは、導入のハードルが低い上、マネタイズの視覚化が分かり易い為、収益の要にしている方もそれなりいる筈です(YouTuberやTikToker、Instagrammer程話題にはなりませんが、確実に存在しております)。
※少なくなったとはいえ、ニコ動には2ch(現5ch)由来の嫌儲思想が根強く残っています。その為、クリエイター奨励プログラム参加者である事を大っぴらにしない方が少なくありません。
上記のように、リアルにはリアルの、ネットにはネットのリスクが存在し、一極化は出来る限り避けた方が得策です。
ここではあくまでもマネタイズ(収益化)という分かり易い側面から記載しておりますが、収益を求めずとも趣味の範疇でよくある目的……承認欲求(反響)を求める方にも同じ事がいえます。
Xになる以前からTwitterではよく“シャドウバン”が話題に上っておりました。
シャドウバンとは、タイムラインや検索結果、リプライ他、アカウントやツイートが非表示されてしまう仕様です。
わたくし自身はこのシャドウバンを気にした事がありませんが、これが商売や企業のプロモーション・アカウントやクリエイターや著名人のブランディング運用だとしたら、気にせざるを得ません。
実際、一般人の方であっても“なぜか”シャドウバンを気にするアカウントが当時、たくさん涌いてましたから、これも一種の承認欲求の顕れなのでしょう。
特に若い絵描き(いわゆる、絵師さんや絵師志望者)の皆さん方は、プロ/アマ問わず、いいねやリポスト数を気にします。謂わば、それがステータスな訳です。
反響(いいねやリポスト他)を気にする事は決して悪い事ではありません。クリエイティブへの原動力になりますし、相対評価の指標の一つにもなり得ます。
であるからこそ、一極化/一本化、は避けるべきなのです。
pixivやニコ静、その他お絵描き投稿プラットフォームより反響を得易いからX(旧Twitter)に頼る、といったアクションは控えましょう。投稿頻度への優先順位はつけても、一本化は避けましょう。
リアルとWEBの隔たり(距離感)を知る
これは「初めての同人誌刊行、いったい何部刷ればいいの?」の中にも書きましたが、反響/実利の区別なく、リアルとネットでは大きく隔絶しております。
丁度、今回の記事で取り扱っているニコニコ動画で毎年開催されているニコニコ超会議がよい例です。
この超会議、その本質的な目的は、宣伝・告知と税金対策です。
ニコニコをPRできる場であり、認知度とステークホルダーを繋ぐリアルな場の提供、且つ、赤字分は税金対策に繋がる、グループ企業ならでは手法です。これがイベント開催を収益のメインとした法人だとしたら目も当てられませんが、KADOKAWAグループであればこそ開催可能なイベント事業です。
サイバーエージェントにおけるAbemaTVと立ち位置は似ております。その違いは、リアルかWEBかです。
クリエイターと一括りにするのは、かなり横暴なので分けます。
踊り手/歌い手などの場合、動画制作ありきで活動している場合、確かにクリエイターですが、従来区分でいえば、パフォーマー、です。
パフォーマーはリアルな舞台、要は人前に立って表現をする者達ですから、本質的にリアル・イベント向きです。ロイヤリティを得られないケースが専らですから、イベントに動画に配信に、それこそブランディング獲得に邁進します。
昨今では、なんらかのインセンティブやロイヤリティを目指すパフォーマーが多い為、アーティストを名乗るケースが多いです。
動画投稿者はというと、本来はクリエイター、且つ、裏方です。これはテレビ番組と同じです。
但し、出たがりのスタッフもいますし、出演者のギャラを抑える為に出演するケースもあります。動画制作と出演者をかねるケースの典型例がユーチューバーであり、動画制作を簡素化し、寧ろ、タレント化(正確にはインフルエンサー狙い)を意識しているのがティックトッカーです。
従って、動画投稿者はクリエイターとインフルエンサーが顕在しており、昨今では後者がメインといえるでしょう。
楽曲投稿者は、クリエイターとパフォーマー(プレイヤー)を兼ねるケースが非常に多いです。これはネットが登場する前から存在し、ネットから発生したジャンルではないからです。例えば、動画投稿者はネット以前であれば、映像監督志望者であり、基本クリエイターであり、現在のユーチューバーとは異なります。
ニコ動ではないですが、インスタグラマーは一般人のモデル化、要は典型的なインフルエンサーです。写真媒体が基本なので加工・修正が楽な上、直感的な視覚要素なので若い世代向きです。全てではありませんが、クリエイターではありません。
それでは、絵描き/絵師はどうでしょう?
間違いなく、クリエイターの一種です。最近では動画投稿の手軽さから、ライブペイントパフォーマンスやライブスケッチ、ワンドロ、即興サンドアートなど、描く様をパフォーミングで見せる者もおりますが、この辺りは寧ろ、アーティスト的側面の強いパフォーマーの部類です。
能動的に投稿している時点で、画家、と近しいです。いわゆる、受託案件ではない為、商業プロとしての立ち位置ではなく、主にブランディング目的がメインです。
※ブランディングとは、知名度や認知度向上を目的としたPR活動です。反響獲得の為の行動ですから素人の方でいうところの承認欲求行為の商業版と言い換える事ができます。
他にもクリエイターの種類は沢山おりますが、ここは絵描きの同人サークルのホームページですから割愛します。
絵描き/絵師にとってのリアルとは?
これが実に難しいところです、ハイ!w
一般によく知られるケースとしては、プロ/アマ問わず、個展、を想像なされるかと思います。
しかし、この個展というものは旧来、画家達が行ってきた手法です。準備が大変にも関わらず、ブランディングや純益に乏しい為、わたくしの個人的な感想を申し上げます限り、止めておいた方が良いでしょう。
※絵のストックがある方に限り、やってみても良いですが結構、面倒ですよ?モチベ維持が難しいので、わたくしは二度とやりませんw
プロ/アマ問わずできるのが、最近わたくしも始めた同人誌です。わたくしは趣味の範疇ですが、商業プロであればブランディングと実益を兼ね、アマチュアであればリアルな場での作品披露となります。同人界隈から商業プロになった方は、大凡これを経験なされている筈ですので、やっておいて損はないと思います。
※既に30年前から同人界隈から商業プロになった方は少なくありません。元来はサブカル色が強かったのですが、現在ではポップシーンと遜色ありません。まあ、2年前までのわたくしでしたら、反対、しておりますがw
ネットが登場する前、あるいはネット黎明期であれば、また、現在進行形であるのが、持込、です。勿論、これは商業プロを目指す方に限定され、趣味の絵描きが選択するものではありません。
今ではWEBプラットフォームの一サービスとして、ネット上で完結する持込(編集者とのマッチング)もありますし、確かに手軽ではありますが、実際のプロデビューを考慮した場合、出版社にアポを取り、対面での持込の方が確実です。
※なぜ、対面持込の方がネット持込よりデビューへの成約率が高いのかについては、ちょっとその理由が無粋な為、敢えて割愛させて頂きますw
パフォーマーとしての絵描き、つまり、ライブドローイングの類ですが、わたくし個人の見解としましては、止めておいた方が良いと思います。
クリエイターとしての能力とは異なる、メソッドによるルーチンワークがメインとなり、当然、そこにパフォーマンス的な演出が必須となる為、大道芸になりがちです。即興絵描きの方々が殊更、アーティスティックに振る舞うのは、大道芸と見なされない為の防衛手段で、イベントやライブでの集客命となりますから、ライバルは絵描きではなく、タレントやミュージシャン、芸人、インフルエンサーとなる為、一般的な絵描きとは使う労力が異なります。
特に、絵の勉強をしている最中の方や商業プロとして邁進中の方は、絶対にすべきではないアプローチになります。
ストリートアート(グラフィティ/エアロゾールアート)に関しては、元々こちらを描いているのでしたら、所定のイベントやライブでパフォーマンスを行うのは結構だと思います。ライブドローイングの最たる例ですから、基本となる絵描きのスタンスが根本的に異なります。只、どうしても発祥地のサブカルや流行シーンと強い結び付きがある為、長い間続ける事ができるかと申しますと厳しいかも知れません。この当たりは、ポップアートも同じですので検討してからにすべきです。
タトゥーアートに関しては少々異なる為、ここでは割愛致します。
即興性を求めてはいけない
リアルな場で即興で絵を描くという行為、絵描きの配信者であれば生放送中に即興絵を描くという手法は、あまりオススメ致しません。
これは確立された画風(癖)からクオリティを度外視した落書き分野である為、既に知名度を有しているか、あるいは、描き上げる所作そのものへの称賛を求める以外、推奨致しません。
例えば、BBQやキャンプ、誕生日会などのちょっとした場で、アコギ片手に即興ソングを弾いたとします。その場にいる者達は称賛してくれますが、これを音源にして再度聴くと大抵、駄作、ですw
即興絵は、このギターの即興演奏と丸きり同じで基本、駄作を量産する結果を導きがちです。
絵というものは、完成形を見せる事で直感的、且つ、瞬間的に支持を得るものです。その完成形に至る手順を見せて支持を得るものではありません。
折角、瞬間的に善し悪し、好き嫌いの分かり易い絵という武器を、描く様という閲覧者の拘束時間が必須となる無駄を強いるのは得策とはいえません。閲覧時間は完成絵にこそかけさせるべきであり、その手順ではありません。手順を見せるのは講習の類、謂わば、絵描き/絵師ではなく、講師の類です。
ぜひ、覚えておいて下さい。
コミケに出展し、超会議に出展しなかった理由
昨年末、今年のゴールデンウィークに開催されたニコニコ超会議2024へのお誘いを頂きました。
もっとも、これはニコ動でクリエイティブ投稿していれば、誰にでも通知がくるお約束みたいなもンですw
ブース(サークル・スペース)が他イベよりちょい広い、という謎の“売り文句”と会場センターにクリエイター達は配置されるので来場者の目がつきやすい、という内容でした、多分w
出展を見送った理由は簡単!ニコニコが求めているのは、クリエイターではなくパフォーマーだから!!!w
勿論、珍獣として見世物になるくらい出来ます、ハイ!w但し、それには絶対条件があり、わたくしの同人誌が売れるという見込みが立たなければなりません!w
恐らく、確実に売れません!秋葉原超同人祭+に出展した時と同じくらい、売れないはずです!
超会議への一般参加者は、お祭りという感覚と見世物を楽しみにきてます。買い物しにきている訳ではありません。勿論、お目当てのグッズは購入する訳ですが、それはクリエイターの作品ではなく、パフォーマーのグッズです。
場違いなお祭りに出展し、時間を無駄にする気はありません。
若い世代はその気質から時短を求めますが、わたくしのようなジジイには別な意味で時間がありませんw
ニコ動のクリエイター奨励プログラムをオススメしておいてなんですが、これ、正確には“パフォーマー奨励プログラム”なンですよ!?w
リスク分散はタスク量から鑑みる
WEBオンリーのリスクを避ける為、試行錯誤する事は良い事です。
勿論、同じWEBに限定した各種サービスからの取捨選択を考慮し、様々なツールを活用するのもアリです。
但し、タスク(仕事)量が増えてしまうのはリスク同様、避けるべきです。
お客さんの少ない同人誌即売会への出展などは最たる例ですし、様々なクリエイター向けのサイトやサービスの利用もこれに含まれます。
リスクヘッジの為に導線を増やしたものの、チャネル導線が多過ぎて手が止まってしまうという本末転倒さ。これが実に鬱陶しい!w
ちなみに、当ホームページも、これに該当しますw
ただ、これに関しては経験して失敗を重ねた方がベターだと思います。わたくしにとっては無駄であっても、アナタにとって無駄であるとは限らない為です。
それに、無駄って結構、楽しいものですw
総括
さて、長くなってきましたのでそろそろ総括を。
今回、ニコニコ動画へのサイバー攻撃によってサービスがダウンするという、この規模のプラットフォームが停止する稀有な状況を収益性の観点から記載してみましたが、本質的にはチャネル構築の有益性を説いているつもりですw
当サイトを作った理由にも書きましたが、SNSを主としたアーンドメディアへの信頼性への欠如から、昔ながらの自サイト(オウンドメディア)に回帰するに至ったリスクヘッジの一環です。
法人や副業ブロガーでもない、ただの同人サークルが、改めてホームページを作るなど、正直全く考えておりませんでしたw
現時点でさえ、サイト運用の意味ってある?、とわたくし本人さえ思っております。
しかし、これもリスク回避の為と割り切り、歯痒い思いをしつつ、運営して行きますw
皆さんも負担にならない程度に、リクス回避に努めてみて下さいね♪