今回、よくある“まとめ記事”的なものを認めてみます。
今年(2024年)における最新のお絵描きアプリ・ソフトを比較です。正直、わたくし自身の備忘録ですwこーゆ~の、書いておかないと忘れちゃうンでw
さて、と……一応、日本国内で話題のアプリやソフトを検証し、特徴や使い勝手を紹介がてら整理してみます。
わたくし自身の備忘録的メモではありますが、もし、アナタもお絵描きソフト選びに迷っていたら、この記事を参照し、お気に入りのお絵描きツールを見つけてみて下さいな♪
註:本記事は、ある程度お絵描きをなさってる方(デジタル絵描き)向けです。全くの初心者の方やこれから絵を始める方だと、ちょっと意味が分からない文言や説明が含まれます。よく分からない方は単語を調べながら読み進めてみて下さい。
2024年最新のお絵描きソフト・アプリの選び方
2024年における最新のお絵描きソフトやアプリを選ぶ際のポイントについて!
まずは、自分のニーズ/ウォンツに合った機能を持つツールを選ぶことです。
例えば、イラストを描く場合はペンタブレットに対応しているか、デジタルペイントをする場合はブラシの種類や設定が豊富かなどをあらかじめ確認しておく事をお勧めします。
また、操作性や分かり易さ、直感性、描き心地も大切です。
既にお絵描きソフトやアプリに慣れ親しんだ皆さんは、直感的に操作し易いインターフェースやショートカットキーのカスタマイズ機能があるかどうかもチェックしてみましょう。
勿論、予算(コスト)も考慮しておきましょう。一口に予算といっても、初期費用(イニシャルコスト)と運用費(ランニングコスト)では意味合いが異なります。
有料のプロユースと無料ツールでは機能やサポートが全く異なりますから、自身の使い方や目的に合ったものを選ぶことが適切です。
最後に、ツール選びにはレビューや評価を参考にするのもオススメです。第三者による使用感や使い勝手って、かーなーり~、大事です!
実際にのユーザーの意見や評価を鵜呑みにする必要はありませんが、製品説明やスペック紹介よりは格段に役立ちます。
昨今、AIの発展が目まぐるしく、従来ケースとは異なる進化が期待されるお絵描きツール。
今迄使っていたツールをそのまま使い続けるのか、この発展性や進化を期待し、乗り換えるのか、よ~く吟味してみて下さい。
今流行りのお絵描きソフト・アプリとは?
イラスト投稿サイトpixivで人気のお絵かきツールは、CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)とPhotoshopです。ご多分に漏れず、わたくしもクリスタとフォトショを併用しておりますw
投稿作品の約9割が有料のお絵かきツールを使っており、しっかりとした作品を仕上げ、投稿するユーザーは有償ソフトを使う傾向にあると思われます。
作品のクオリティや絵(画)作りに有償/無償ツールの違いは与えません。しかし、作業環境や作業効率は明らかに違います。
クリスタは、その機能と使い勝手が、フォトショは表現や演出に向いています。
あくまでもお絵描きツールはデジタル画材のひとつに過ぎませんが、画材であるからこそしっかり選ぶ必要があります。
色々なツールを試してみるというのも手です。自分に合ったツールを探しだし、快適なアートワークを楽しみましょう。
お絵描きソフト・アプリを選ぶ際のポイント
お絵描きソフトやアプリを選ぶ際に重要なポイント、それはどのような作品を制作するのか、まずは確認しておきましょう。
例えば、Adobe Illustrator(イラレ)の場合、ソフトの名称からイラスト用として導入しようと思う方もいるかも知れませんが、描くイラストのジャンルによっては全く適合しません。ポップなキャラデや緻密なプロダクト・デザイン、ロゴ制作に向きますが、いわゆる、絵師と呼ばれる国内でイラストレーターのキャラデメインの絵には不向きです。
ついで、操作性も重要なファクターとなります。
GUI(Graphical User Interface)はそのソフトに慣れてしまえば気になりませんが、取っ掛かり(初めての操作)においては、かなり重要となります。
あまりにも突飛な独自色の強いインターフェースは、その機能を使い熟す事自体に時間を取られる為、得策とはいえません。ある程度、共通性のある機能とGUIがソフトを併用する上で重要になり、これは作画・描画作業の効率化に直結します。
また、場合によっては、サポートもキーになるかも知れません。
慣れ親しんだソフトやアプリであれば問題ありませんが、始めて導入するソフトは兎角、機能が分かりません。ネット登場前であれば、辞書程分厚い参考書を手に入れ、四苦八苦しておりましたが、現在ではサポート体制は元より、ユーザー同士のコミュニティなどもありますから、そちらを参照するのも良いでしょう。
つまり、ある一定以上のユーザー数があるソフトやアプリの方が、相対的に使い易い事に繋がります。コレ、結構大事です!w
利用環境に合わせて選ぼう
今更ではありますが、ソフトやアプリ選びの絶対条件として、利用環境に適合したモノを選択する事です。
パソコン(Windows/macOS)で描く場合は、PhotoshopCCやCLIP STUDIO PAINT(クリスタ)、ペイントツールSAIなどがおすすめです。
上記の場合、イラストだけではなく、漫画制作にも向いております。
※30年程前であればクリエイター向けOSはMac一択でしたが、今は寧ろWinの方が色々活用できると思います。わたくしは両方使っていますが、仕事上の兼ね合い等を考える必要がなければ、Win一択でOKです。PCそのもののスペックがMacはシリーズに依存する為、カスタマイズに易しいWinの方がヘビーになったソフト処理に対応させ易いメリットがあります。AIの益々の発展を考慮した時、グラボ命な為、Winで良いでしょう。
タブレットで描く場合は、iPadやAndroidタブレット向けの専用アプリを使う必要があります。
例えば、アイビスペイントやクリスタ、Procreateなどが挙げられます。
これらは筆圧を活かす事ができます。勿論、PCと液タブを併用する事で筆圧を活かせますし、昨今のお絵描きソフトはこれが標準です。
変わり種としては、スマホ(スマートフォン)で描く場合です。アイビスやクリスタ、MediBangPaintなどがあります。
これらのアプリは手軽にスマートフォンでお絵かきを楽しめます。
選択肢は人それぞれの環境ごとに膨大に存在する為、、自身の作業環境や“好み”に合わせて最適なツールを選んでみましょう(最終的には、自分の好みw)。
目的別にお絵描きソフト・アプリを選ぼう
趣味程度のお絵描きの場合、目的別/使途別にソフトやアプリを使い分ける事はないと思います。
ただし、ちょっとでも絵やデザインの依頼を請ける気があるのであれば、これは押さえておいた方が得策です。
例えば、ポスターやフライヤー制作に、絵そのものであればクリスタ、ロゴにイラレ、効果にAfter Effects、完成形をフォトショで仕上げるなど、プロであればよく見られるソフトの併用です。
著名なソフトは、基本それひとつで大体なンでも出来ますが、一つひとつのクオリティを上げ、また、素材として切り分けておくのは制作過程において重要ですから、複数のソフトやアプリを利用する事も考えておきましょう。
※ちょっとしたイラストを投稿するだけであれば不要です!w
2024年最新のお絵描きソフト・アプリの紹介
2024年現在、お絵描きソフト・アプリは大分進化しています。ちょっと放っておくと、そンな機能が追加されてたンかッ!、って驚きますw
実に多くの人気ソフトが存在します。
今回はその中から幾つかのお絵描きソフトやアプリの特徴をざっくりと紹介しておきます。
PhotoshopCCの特徴と評価
PhotoshopCCは、プロのデザイナーや写真加工の世界で広く使われている総合グラフィックソフトウェアです。わたくしも30年程(長ッ!?w)、使っております。
主に業務用ソフト、プロユースの決定版として知られており、多機能ではあるもののイラストや漫画専用ソフトではない為、中級者以上の方にオススメです。
初期設定ではペンタブレットの筆圧が無効になっているなど、設定のカスタマイズが必要ですが、カスタマイズ項目が豊富なため、自分好みに設定できます。
2017年にはペンやブラシの設定に手ブレ補正機能が追加されました。
写真加工用のソフトとしても優れており(元々、フォトレタッチ専用ソフト)、切り抜きや色味の調整が優秀です。
また、印刷で使用するCMYKのカラーモードにも対応しています。
PhotoshopCCは、サブスクオンリーでCreative Cloudフォトプラン(PhotoshopとLightroom)で月額2,380円から利用でき、体験版も公式サイトからダウンロード可能です。
購入方法は公式サイトや各種ダウンロードサイトから可能で、支払い方法もクレジットカード、コンビニ決済、銀行振込など多岐にわたります。
サポート面では、公式サイトのメールフォームやチャットを通じて問い合わせが可能であり、使い方に関する書籍も豊富に存在します。
同人誌印刷にも100%、PSDファイルが対応しているので、同人サークルには必須だと思います。
※昨今、値上げが凄いです!wわたくしの場合、事務所(法人)の方は兎も角、個人としての購入はセールに合わせてますw例年、何回かセールを行っています(Adobe Creative Cloudコンプリートの方ね)。学生・教職員の方は、Adobe CCコンプリートプランであれば大分安く購入できます。
それにしても、フォトプラン単体で購入している人っておるのかな?わたくしの場合、長年使っている為、フォトショ単体で購入というのが今一つよく分かりませんw
CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)の特徴と評価
クリスタは、高機能でコストパフォーマンスに優れたお絵描きツールです。当然、わたくしも使っております。デジタルで仕上げるイラストや漫画に限っていえば、わたくしの場合、クリスタ9、フォトショ1くらいの割合で仕上げます。
※わたくしのように、なっがい長い間、絵に携わっている者からすると、クリスタそのものが新しい製品ですw(2012年に正式リリースされたペイントソフト)。以前だったらCorel PainterとAdobeの組み合わせ一択だったンですがね~?
バージョン2.0から買い切りとサブスクの両方があります。この流れ、いずれはサブスクに統一されてしまうのかも?wサブスクは値上げ率が大きいンで、あンまやって欲しくないンですけどね~w
買い切りの場合、PROが5,000円、EXが23,000円。イラストオンリーで使うのであればPROで十分。
サブスクだとPROが月額480円、EXが月額980円。
わたくしの場合、仕事ではサブスク(ライセンス数の問題)、個人だと買い切りを使っています。今年(24年)もアップグレードされましたから、年一回ペースで刷新されるのであれば、完全にサブスク移行のがいいかも?w来年(25年)の様子みて考えますw
ペイントツールSAIの特徴と評価
ペイントツールSAIは、シンプルなインターフェースで初心者向けソフトウェアといえます。
ブラシの動作も軽快で、カラーイラストをメイン描く上で活躍できる定番ソフトとしてかなり人気があります(結構、コアな人気があります!w)。
但し、文字入力や図形描画などの機能が省略されているため、プロの仕事や印刷物作成には不向きです(完全にネット投稿専用です)。
色の調整機能が少なく、CMYK出力に対応していない点も注意(印刷向けではない)。
ペイントツールSAI Ver.2では、文字入力や定規などの機能が追加されており、マンガ制作などにも活用されています。
体験版は公式サイトからダウンロード可能で、購入価格は5,500円です。
※わたくし、使ってないので調べた情報です。クリスタより全然前から存在してたンですね!wプロトタイプが1996年、X68000用として出ていたらしいですが当時、既にプロになっており、アナログ全盛、且つ、Mac導入済みだったンでPainterとAdobeの黄金タッグ組み合わせ時代故、知りませんでしたw
アイビスペイントの特徴と評価
アイビスペイントは、シンプルなインターフェースで初心者にやさしいお絵描きソフト(ソーシャルお絵描きアプリ)です。
残念ながらSAI同様、わたくしは使った事がありません。だって、当初ホビー向けお手軽お絵描きアプリだったンで、趣味絵を一切描かなかった時期のわたくしには不要の存在でしたw
Windows版リリースが2022年6月なので、ユーザーボリュームはスマホメインです。旧ジャニオタ界隈では著名なアプリw
調べてみると実は結構、多機能。というか、コレひとつでイラストも漫画も手軽にサクッと制作できるという強みがあります。
ホビーユース界でのユーザー数はトップクラスですが、絵描きならざるユーザー比率が高いです。とはいえ、ユーザーの母数が多い分、機能にまつわる検索に困らず、アプリを使い熟すに向いています。
作業工程を動画として記録できるので、動画共有サイトへのアップも楽です。正に、若い世代向けコンシューマユースの大家ともいえる、そんなお絵描きアプリです。
有償/無償の両タイプがあります。無償版は広告ありきなので、ちょいウザいですw
※以前から知ってましたが、雑コラ用アプリだと思ってましたwわたくしの使途目的や嗜好とは異なる仕様である為、個人的な利用はないと思いますが、マンガちっくなお絵描きや日常的なお絵描きに使いたい方にとっては、SAI<アイビスペイント、になるでしょう(デジタルカラーイラストとネット投稿に主眼をおけば、アイビスペイント<SAI)。
pixivSketchの特徴と評価
Pixivのお絵描きツールPixiv Sketchは、2015年6月リリースのお手軽なお絵描き機能が魅力なお絵かきコミュニケーションプラットフォームです。
極めてシンプルな作りの為、誰でも手軽に絵が描けるという利点があります。逆に、本格的な描画には不向きであり、いわゆる、ラクガキがメインとなります。
意外にもペンタブやApplePencilなどの筆圧機能にも対応しており、かなりまともな絵も描ける環境になっています。
また、AIによる自動着色機能や線画自動着色サービス「PaintsChainer」との連携も可能で、色塗り作業の時短が可能です。
描いた作品は簡単にpixiv SketchやX(旧Twitter)に投稿できるほか、プロジェクト保存して続きを描くこともできます。PCではブラウザ上での利用が可能で、プロジェクト保存やPNG形式でのダウンロードもサポートされています。無料で利用できるため、手軽にお絵描きを楽しむことができます。
とはいえ、完成させた絵の使途は限定的である為、かなり制限があると言わざるを得ません。pixivありきのお絵描きツールである為、趣味ベースとしても活用法に悩むアプリです。
FireAlpacaの特徴と評価
FireAlpacaは、カラーのイラストや漫画を描くことができるフリーソフトです。
アナログ風のブラシやアニメーションGIF作成機能を備えているホビーユースなお絵描きソフト。
FireAlpacaも2011年リリースされたお絵描きソフトです。クリスタのβ版、アイビスペイントも2011年です。この年、立て続けに色々なお絵描きソフト出ましたが、業界的になンかあったっけかな?忘れた!w
これ、最初、広告が表示されるものの、一度消せば再起動するまで広告なしで利用可。
フリーソフト故、ブラシの種類やカスタマイズ項目は少ないですが、ペンや水彩調などの表現が可能で、独自効果も付加できるので侮れません。
コマ割り機能や効果線描画の定規機能も備えており、カラー、モノクロの漫画制作もできます。
PSDのCMYKモード書き出しやオニオンスキンモードもあり、アニメーションGIFの制作もできます。
初心者向けのお絵描きフリーツールとしては、かなりオススメです。
※昨今、開発速度とPRが凄いンで、openCanvasの次世代的位置づけなのかな?ちょい不明w
Procreateの特徴と評価
Procreateは、iPadで利用できるペイントアプリで、Apple Design Awardを受賞した定番アプリです。これも2011年リリースなンだよな~w
当時としては結構画期的で、タッチ操作を使いこなせば、広いキャンバスで快適に描画でき、ハイレベルな描画も可能。とはいえ、Procreateだけでできンのか?w
兎に角、シンプルなGUIで使いたい機能が直感的で、デジタル初心者へのハードルを下げる効果を生ンでいます。
パース定規やブラシ・カスタマイズなどデジタルならではの機能も充実し、最近ではクリッピングやテキストツール、アニメーション機能が追加されるなど、高機能可が進んでいます。
Procreate for iPadが2,000円、Procreate Dreamsが3,000円、Procreate Pocketが900円、全て買い切り。安い!w
※正直、プロクリは凄い!wしかし、凄い分、デメリットもデカイ!wまず、レイヤー数が少ないwiPadメイン故、スペックに依存する!フリーズする!(Mac特有であるが故、プロクリに限った話ではないがw)。ポップアート/ポップデザイン向け!w(このデメリットが一番デカイかも?日本市場と海外市場のメイン層の違いがダイレクトに出ているwAdobe StockやAI生成におけるリアリズム画を見れば一目瞭然だが、画風やタッチが海外メインストリーム向けに設定されているので、国内お絵描きユーザーとの相性は芳しくないw)。
Adobe Frescoの特徴と評価
Adobeが2019年にリリースしたペインティングソフト。procreateのようなペンとタッチでの操作に特化したデザインが特徴です(プロクリのAdobe版といっても過言ではないw)。
にじみや混色、ぼけあしほか、アナログ画材的なニュアンスに加え、他のデジタルペインティングソフトではあまり見られないリアルな絵の具らしさを再現。この再現性は凄まじい!要は、アナログ的な色作りを直感的に再現できるので、アナログ知識があるとそのまま彩色可能。
また、ラスター/ベクターのブラシを同じカンバスで使用するでき、水彩や油絵のような表現とベクター操作を両立できる。こりゃ凄い!wま、クリスタでも出来るがw
いわゆる、アナログでの水彩画や油絵を親しンでいる絵描きであれば、そのまま直感的に、ダイレクトにデジタルワークを再現できるので、かなり優秀なソフトです。
プロクリとは別ベクトルで凄まじいペイントソフト!凄いです。しかし、それ故、プロクリと同じようなデメリットもあります。
まず、アーティスト向け、要は画家/画家志望者向け。塗りの特徴、その指向性がアナログ再現に向いているのでデジタル閲覧との相性は微妙。アナログ水彩の儚さやアナログ油絵のダイナミズムを、敢えてデジタルオンリーで見せる必要性があるのかどうか、そもそも論がある。筆再現に主眼を置いてある為、スーパーリアリズムには不向き。混色ありきの彩色描画である為、ネット環境下での閲覧ユーザーには減色再現しか視認できず、その強みを活かせない。同様に印刷際、成果物のアウトプット再現へのニュアンスが活きるかどうか不明。
プロクリがポップアートやコンテンポラリーアートに適しているように、フレスコはアナログアート、特にモダンアート以降を主としたアナログ様式の表現性を意識しているので、日本国内における絵師と呼ばれる多数派の絵描き達との相性は芳しくない。
※いわゆる、デジタル絵しか描いた事がないのに厚塗りを好む層が一定数いるが、本来であればフレスコとの描画に適している。しかし恐らく、フレスコではそのユーザー層のいうところの厚塗りは表現できないと思う。何故なら、レイヤー操作とブラシ機能による彩色による厚塗りでは、フレスコによるアナログ描画の再現性とは根本的に異なる為。試してないけど、キアロスクーロもいけそうw
MediBang Paintの特徴と評価
MediBang Paintは、マンガを描く機能が揃ったソフトです(勿論、イラストも描ける)。
元々、2014年末にFireAlpacaをベースに漫画制作機能を充実させたCloudAlpacaがリリースされ、翌年MediBang Paintに改称されたソフトです。
無料でシンプルなお絵描きツールであり、基本的なマンガ制作機能が備わっています。MediBang Proは有料ではあるものの、安価です。
他にも「ジャンプPAINT」や「マンガネーム」といったアプリがリリースされており、カラーマンガやモノクロマンガの制作に適しています(アプリだとイラスト専用みたいな演出・表現されてますけど、明らかに漫画向けなンだよな~w)。
豊富なトーンやフォントワークス提供日本語フォントがクラウド経由で利用可。
無償/有償の他、MediBang Premiumという有料クラウドサービスもあり、有料素材が開放されます。この辺りはクリスタと似ています。
恐らく、漫画制作に限れば、クリスタかメディバンのどちらかで良いでしょう。
Kritaの特徴と評価
Kritaは、いわゆるオープンソースの無償グラフィックソフトであり、KDE Frameworksを搭載したUnix系での動作を前提としたお絵かきソフトです。Linuxで使えるよ。
Kritaについて説明すると長くなっちゃうンで概要だけ。2004年にリリースされ、2009年からペイントソフト化した。ver2.0辺りからお絵描きソフトとして開発が進み、最新バージョンは5.2.3(2024年6月25日)。
Kritaはver5.0迄(21年頃)、もっさりとした描画のせいで選ぶに値しないペイントソフトでしたw
高機能である事は間違いないものの、フォトショに慣れているとその操作性の違いで手が遅れる。同様にクリスタの方が機能的に勝るので特段チョイスする謂われがありません。
正直、開発の方向性が国内の絵描き事情と異なるンで今一つw
※特に、作画/描画に直接纏わる機能の場合、ある一定以上の画力を有する者にとってはほぼ不要です。各機能を用いて作画/描画を補填するアプリユーザーの場合、この辺りを気にする傾向にありますが、大抵の場合、ご本人が思っている程、完成絵のクオリティに差は出ません。気にしているのは当人だけですw
openCanvas(オープンキャンバス)の特徴と評価
openCanvas(オープンキャンバス)は、Windows専用のイラスト制作ソフトウェアです。
ペイントツールとしては老舗ですし、開発元はFireAlpacaと同じPGN社なので、やはりペイント関連は強いです。初心者から上級者まで幅広く活用できるソフトであり、GUIも分かり易く、誰にでも操作し易いお勧めソフトです。わたくしも以前、使っておりました。
タブレットPCのペンの筆圧やマルチタッチジェスチャーに対応しており、旅先でも作画できる優れ物です(今は他アプリでも対応していますし、そもそも旅先で描く事がなくなったので何ですが、結構重宝しました)。
イベントファイル機能を利用することで、描画内容を記録し、どの段階からでも続きを描くことができます。描画内容を動画として記録し、描画手順の確認やGIF、メイキング動画として活用することもできます。手のひらコントロールやショートカットコントロールなどの操作感もユーザーフレンドリーで効率的に作業ができます。
さて、と……一応、2024年お絵描きソフトとして記載したものの、実は最新バージョンのver7.0.25、2019年10月15日なンですよね~w推奨OSもWindows 10、Windows 10のサポートも来年25年10月に終了するンで、新バージョンが出るならそろそろのはずですが、完全にFireAlpacaに開発移行したのかな?
※2024年6月7日にGALLERIAシリーズ(サードウェーブ社PC)からGALLERIA FireAlpaca公認モデル3種が出てるンで、もうこっちがメインかな?w
PaintstormStudioの特徴と評価
Paintstorm Studioは、2015年2月27日リリースのロシア産のペイントソフト。現行バージョン2.50は、2023年12月4日。Win/Mac/iPad/Linuxに対応している。
……実は、このソフト、よく知らないw
ロシア産のペイントソフトって事でちょっと話題になったw
リーズナブルで高機能と噂だったンだが、2020年当時19USDだったのが、4年で49USDに値上がりしとるwこの価格帯だと既にイニシアチブない気がする。且つ、現在なお、ロシアのウクライナ侵攻が続いているので、サポートとかどうなってるのか不明。
GIMPの特徴と評価
GIMPは、海外製の老舗フリーソフトで1995年から開発(公開:GIMP 0.54…1996年1月)されており、画像加工において豊富な機能を持っています。
有料ソフトに匹敵する多機能性、オープンソース故の自由なカスタマイズが可能、各スクリプトにも対応している。ある程度、リテラシーやPCスキルが必要。
特にWEB向けの画像制作に適しており、イラストの色味の調整などに強みを持っています。
元来、Web専用のグラフィック編集を目的として開発された為、印刷やアニメーションなどの用途には向いていない。
カスタマイズが前提ではあるが、イラスト制作においてはかなり有用性が高い。
Krita開発の因縁となったソフト。
※ギーク感強めw絵や画像のクリエイター以上にプログラミング畑を好む性質がある。
最後に
ちょっと雑に最新(2024年現在)のお絵描きソフトやお絵描きアプリのまとめ記事を書きましたが、それでもこのボリュームw
これ、ある程度、細かな特徴も記載して行くと長文になりすぎる!w
さて、自分のアートワークや趣味、描きたい作風にあったソフトやアプリを選ぶのが基本ですが、まず間違いなく、早い段階で高性能なソフトを導入しておいた方がベターです。
理由は簡単!
物足りなくなると上位版が欲しくなりますし、高機能ソフトが欲しくなるのが常で、その際、使い方を覚えたり、ショートカット設定や各種カスタマイズを考慮すると膨大な時間を無駄にしてしまう為です。
デジタルオンリーの若い世代の方やお絵描きそのものを始めたばかりの方は、兎角、アプリユーザーとして機能に頼りがちの為、ケチってしまうと結果的に損をしてしまいます。
もし、迷っているなら、クリスタとAdobe CCで間違いありません。わたくし自身も使っているソフトですから自信をもってオススメできますw(高いけどw)。
だまされた、と思って使ってみよう♪(騙してないけど!w)。
今から、あるいは、これから絵描き/絵師を目指してみよう、または絵を描き始めよう、とお考えの皆さん向けに、絵描きに必要な環境(工房/アトリエ)について簡単にご説明いたします。 第1回の今回は、大学生編、です!※世代や生活環[…]